トオル君に説明を受けたけど、その感覚がこれに該当するのかイマイチよく分からない。

彼は辺りを見回し、私を抱き抱えると、近くの公園のベンチに私を座らせる。

「お腹、ちょっと触るよ」

そう聞くだけで、緊張してくる。

「力を抜いて」

トオル君は、私のお腹を注意深く触っている。

「やっぱり、張ってるみたいだね……」