フラワーガーデン

「北村、すまない!ここで降ろしてくれ!!」

コートだけを掴み、走りながら急いで袖を通すと、僕は数メートル先の歩道橋を跳ぶように駆け上っていった。

丁度、ハルナの方も歩道橋の反対側を上がり始めていた。


「ハルナーーーーーー!!!」


ハルナは、弾かれたように顔を上げ、橋の上の僕の存在に気付く。