「お、奥さん!お願いですから止めて下さい!」

僕は、Mrs.ケッチャムから逃れようと必死でもがく。

彼女が、僕のズボンからシャツを出そうとすればその手を掴み、ボタンを外そうとすれば慌ててその手を掴んだ。


くそっ!このままじゃ、埒が明かない……


女性に手を上げるのは不本意だけど、この際仕方ないと、気絶させるための手刀を切ろうと右手を振り上げた瞬間、大きな手にガシッと掴まれる。