車を地下駐車場に入れると熟睡しているハルナを「着いたぞ」と揺り起こす。

だが、ハルナは起きない。

オレははやる気持ちを抑え切れず、半分夢の中のハルナを抱き抱えると、全速力でホテルの中を駆け抜ける。

息を弾ませながらフロントに立ち、キレイなお姉さんに


「いらっしゃいませ」


と祝福の微笑を投げ掛けられたその時だった。