フラワーガーデン

オレは乱暴に玄関の鍵を開けながら、「入るぞ」とハルナに声を掛ける。

「いや~、寒かったよね」

北尾は揉み手をしながら当たり前のように部屋に上がりこむ。

「なに勝手に上がりこんでんだよ!」

オレはコートをハンガーに掛けると、肩を怒らせながら北尾を睨みつける。

「あ、ハルナちゃん。僕はコーヒーでいいですから」

北尾は鼻の下を伸ばしながらハルナに手を振ると、ちゃっかりとソファの上で足を組んで寛いでいた。