卒業式が終わって今は校庭。

笑顔と涙で溢れる中、

なぜか大変な目に遭っている私。

「あの!碓氷さん、ずっと好きでした!」

「俺も…実は好きだった」

「返事はわかってるから…フってください!」

な、なんで!?

私今すごいモテ期なの!?

「美愛、大変だね…」

「恵美〜、夏樹〜!助けて!
なんかみんなおかしくなっちゃったみたいなの!」

そう言って叫ぶとプッと吹き出す二人。

「おかしくなってないよ。
ほら、早くフって明野君助けてあげなよ」

「そうだよ、向こう見てみな」