その夜。

お風呂を上がってリビングに行くと冬夜が窓の外を眺めていた。

その表情はやっぱりなにか悩んでいるようで。

そっと背中に触れると我に帰ったようにバッと振り返る。

「美愛…」

「…冬夜」

私は真剣な目で冬夜を見た。

「…どうしたの?
冬夜が悩んでるとこ…もうみたくないよ…。
お願い教えて?なにに悩んでるの?」

今日あんなこともあったし…

もう不安はやなの…。