そして翌日の夕方。

「いやー、葵も教えろよ」

「えー、だって本人から聞きたくない?そういうのは」

「そりゃそうだけどさ」

宗さんや真さんは聞いてなかったらしくすごく驚いて

宗さんは冬夜の背中をバシバシ叩いてた。

「お前がんばったな!
この一途野郎〜」

「宗さんたち知ってたんですか!?」

「…逆に気づかないほうがおかしい」

真さんは思わず声を上げた私に

そう言ってグラスを傾ける。

う…それって何気に私は鈍感って言ってない?