私は深くソファに腰掛けて携帯と睨めっこ。

「来た来た…」

今日はメール。

(わかってるかもしれないけどまた泊まるね。
最近家帰ってないけど大丈夫?
明日は葵君たちも来るし絶対帰るね)

当たり前でしょ!!

はぁーっとため息をついて携帯を置く。

「冬夜、今日夕飯なにがいい?」

「またか、やっぱり。
夕飯…適当でいいだろ」

「なんか新婚さんみたい」

そう言ってクスクス笑うと、

冬夜がふっと笑ってから意地悪な笑みを浮かべた。

「お前からそんなこと言うの珍しいな。
なんだよ、新婚がするようなことしてぇの?」

「なっ…イチャイチャってことでしょ?
絶対しない!」

私はそう言って、いっつもしてるくせに…

なんていう冬夜を放ってキッチンに入った。