「今日は家か?」

「…いいえ。
毎度ご迷惑おかけします…」

「俺はいいけど。
今日俺のとこも両親いねぇから」

ま、また…?

「ま、俺的には好都合だけどな」

そう言ってなにかを企むように意地悪く微笑む。

「も、もうっ…」

ほんと甘々なんだから…

私たちは手を繋いで並んで家に入った。