続・お前を好きになって何年だと思ってる?

あ、騙された…

口から手を離すと、乃崎君はもう一度笑う。

「お前って素直だな」

「う…バカにしてない?」

「してない。
…多分な」

絶対バカにしてる…

まあでも、

「ありがとう」

「…ん」

そう微笑み合ったところで予鈴が鳴る。

「あっ、もうこんな時間…!行こう!」

「ああ」

そう言って二人で保健室を出て教室に向かったのを、

誰かの視線がとらえていたのには気づかなかった。