涙色の恋

喧嘩の始まりだ。
「アリスはいつもそう。余裕ぶってあたしを悪者にする。気にくわない。黙って従え。ブスが。」
「ひかりのやり方に問題がある。部員を邪魔と思うのが可笑しいし、考えらんない。」
「だったらアリス。あなたが女バスから抜けてくれる?」
「は?」
「あたしが部長なの。あたしが決める。」
我慢の限界だった。
「うるせーな。黙って聞いてればよ。自分の立場、考えしか守ってねーだろーがよ。優奈の気持ち、バスケが好きな後輩の気持ち考えろよ。悪者だの邪魔だのかんけーねーだろ。気持ちだろ。」
「ふっ。きれいごと?」
「なにがあった!」
顧問がきた。
「解散解散!3年以外帰れ!1年はボール片付けろ!2年は日誌!3年は指導室。」
「「はーい。」」
今日は帰れそうにない。