涙色の恋

いよいよ高校受験当日。
お母さんが珍しく休みだったので、バスでなく車で受験校に向かった。

「彩香。ごめんなさいね。放ったらかして。なんて言ったらいいかわからないけど、こうちゃんのおかげよね?頑張れたのわ。塾の先生には絶対無理だって言われたのにも関わらず受験させてごめんなさいね。行きたい高校あったのに我慢させて。」
そう。彩香はここに入る事を望んでいない。親の機嫌、近所の目があってここを受験させられたのだ。