涙色の恋

「なにがあったんだ。話してみろ。」
顧問の近藤先生が重たい口を開いた。
「優奈が男が居るからって私へのパス手を抜いて、恥をかかせようとしているのに悲しくなり、注意しました。」
「優奈、本当なのか?」
「、、、。」
優奈は黙ったままだ。これでは認めている様なものだ。
「優奈。自分で話すんだ。解決しないだろ。このまま部活居辛くなるぞ?」
「、、、。」
「先生。以前にバスケはコミュニケーションが大事だとおっしゃいましたよね?優奈は明らかにコミュニケーション能力が低いです。自分の事も話せずにいます。このまま部活に居られると困ります。退部を願います。」
「それでも部長か?この環境を変えたいと、部員を減らさないようにって考えないのか?」
「部長は私です。私は私らしい部活を作ります。」
「黙れよ。言い分聞いてりゃ立場守りたいだけじゃねーか。」
とうとう我慢が現界に達した。
「じゃあ貴女はどうしたい?貴女が辞める?」
「てめぇが辞めろ。大事な部員蹴り落とそうなんで誰がお前なんか部長と見るか?気付けや。周りが信頼してねーってよ!」
ガシャン。つい足が出てしまった。優奈が抱きしめてくれた。
「彩香、もう大丈夫。彩香が立ち向かってくれたから充分だよ。ありがとう。」
2人泣きながら崩れ落ちた。
「しばらくひかりは休部。居ない間部長は彩香がやって。副部は私が。決定ね?」
アリスの1言でミーティングは終わった。