続 鉄の女には深い愛情を

ー健夫サイドー









俺は我を忘れて全速力で千里から聞いた場所に走った



そして奴と天の姿が小さく見えてきた…



天は俺の方に背中を向けていて
笠原がこっち側を向いていたが


天しか視界に入っていないようで
俺には気付いてないようだ。


薄気味悪い笑顔を向けていたが


天の首元に目をやると


その気味悪い笑顔が消え無表情に変わった。




笠原は一見ストーカーなんかに走るような外見では無かった。
サラサラな茶髪で
中性的な女みたいな顔




でもその表情からは普通の人間とは違う不気味なオーラを放っていた



奴は正気じゃねぇ。




天は奴に何かを押し付けられて
膝から崩れ落ちた
その腕を掴みヒョイッと天を抱きかかえ
首元におもいっきり噛み付いた



天!!!!



俺のに気安くさわるんじゃねぇ!



てめぇ、いいかげんにしとけよ




天は俺の女だ





「天っ!!!!!!!!!!!」





俺は天の元に一気にかけよった。