ー冬獅郎saidー
桃「ねぇー、ふ・ゆ・君?」 とあいつが俺を呼んだ時、なぜか悪寒がした。気がつくと、俺は後ずさりをしておりあいつが次に行った言葉に戦慄した…
桃「1人は寂しいから一緒に寝て欲しいなぁー?ダメ?」 なんだと?こいつは仮にも女子高生だ。でも、あまりというか危機感がなさすぎるのも一つだ…だが、別に一緒に寝るのが嫌なわけでもないので俺はコクリと頷いた。あいつのそばに行くととても暖かく、いつの間にか俺はまた眠りについていた…

貴「ふゆ君ふゆ君起きてー!朝ごはんできたから食べようか?」
冬「…………」 コクリ すごい眠たそうだけど、大丈夫かな?まぁ朝ごはん食べたら元気でるでしょ!
貴「ふゆ君は今日も本の部屋行く?」
と聞くと、ふゆ君は行きたいけど私のことを心配しているような目でみていたので、私も行くよ?と伝えればコクリと頷いた。まだ、声は聞けてないけどいつか聞ければいいかなぁと思う。
in the本の部屋
部屋に入ると、ふゆ君はすぐに本を読みはじめてしまった。いくら夏だろうと、この部屋はかなり寒いので一応ブランケット持ちである。私は、冷たい麦茶をふゆ君の前に置いたものの多分気づいてないだろう。私も昨日の続きを読むべく、ふゆ君の隣に座った…
ふと、気がつくと窓から夕陽が入り込んでいた。サァッと血の気が引いたかと思うと、私はふゆ君の肩にもたれかかって寝ていたようだ。ということは、またふゆ君はお昼も私のせいで食べれなかったということになる…
貴「ふゆ君!ごめんなさい泣今度は私が寝ちゃったみたいで…早くご飯作るね?」 と言うと、ふゆ君はフッと手を持ち上げて私の髪の毛を優しく撫でて気にしないでいいよ的な目で私を無言で慰めてくれた…もう、いい子過ぎて泣きそう泣
結局その日は、一日中ふゆ君とイチャイチャしながら過ごしたのは言うまででもない笑
もちろん、一緒のお布団で仲良くお寝んねしましたとさ笑