【完】立花くんは愛し方を間違えてる。





「た、たた立花くん!!」


「…おまえは俺の名前噛むのが趣味なの?」





真後ろに立たれて、超至近距離で見下ろされる。


焦るわたしとは対照的に落ち着き払ったその態度。




……これが経験の差っていうやつなの!?





「なに? 人の顔ジロジロ見て」


「え? ……ひゃっ」




伸びてきた手を、思わず避けてしまった。



わ……立花くん、めっちゃこっち見てるよ。


か、感じ悪かったかな、今の……。



だって仕方ないでしょ! 恥ずかしいんだもん!



立花くんは違うの?





「あのさ」


「え? な、なに?」



「昨日、俺お前になんかした?」



「……は?」





どういう、意味?


質問の意図が理解できなくて固まるわたし。