わたしが立花くんの傘に入れて欲しいなんて思ってしまったばっかりに訪れた、こんな予想もつかない展開に頭が痛くなりながら……
お茶とタオルを持って階段を登っていると。
「……あれ? 立花くん……」
なぜか、湊の部屋の前に立っている立花くんの姿。
「み、湊は?」
「……散々話したら疲れたのか、……寝た」
ね、寝たぁぁ!?
ってホントだー! 寝ちゃってる!
湊の部屋のドアを開けて確認すると、立花くんが移動させてくれたのか、ベッドですやすや眠っている湊の姿があった。
ほんと……人騒がせなんだから。
「……って、ごめんなさい……なんか、こんなことになっちゃって」
「別に」
「これ、持って来たからよかったら使って? ……あ、立ちながらっていうのもアレだし、よかったらわたしの部屋入って!」
「は?」
なぜか立花くんは戸惑ってような表情を見せたけど。
さすがに立ちながらお茶飲んでもらうわけにもいかないよね?

