なんか、話が噛み合ってない?
「くるみがはぐれて、立花くんが探しに行ったのはいいけどさ、電話かけても"合流できたから大丈夫、心配すんな"って言うだけで……」
「えっ」
「すぐ合流したかったのに、"土産でも見てな"〜なんて言われてもさ、一応心配すんだからね!?」
あ、あれ……?
でも、みんなとはお土産屋さんの先で合流するって話だったんじゃ……
チラリ、と立花くんの顔を見ると。
彼もこっちを見て、べ、と舌を出した。
「……!」
ま、まさか……嘘ついたの!?
なんのために!?
し、信じられない……。
「ホントに心配したよ、成田さん。
……ってあれ、成田さんこんな髪飾りつけてたっけ?」
「へ!? あ、こ、これは」
さっきの髪飾りを梶くんに指さされ、思わずギクッとしてしまう。
みんな心配してくれてたのに、わたしたちだけ浮かれて買い物なんかしちゃったよ……。
それに、なんか……
再び立花くんの方を見ると。
今度は口に人差し指を当て、小さく「しー」と合図される。

