きみ。

「ふぅ〜やっとおわったーってあれ?」

部屋の端っこにまだ開けられてないダンボール

「まだのこってんじゃ……ん。」

ダンボールの横には《先輩》の文字

「これ。どーしよっかな。引越す時捨てれば良かった。。。」

私はゆっくりダンボールを開く

中には写真、手紙、ネックレス、そして指輪

「はぁ〜あ。」

ダンボールに入った指輪をそっと薬指にはめる

「はるき。。。」

目から溢れそうになる涙をグッとこらえる

その時部屋にコンコンという

ドアをノックする音が響く、

「颯夏ー暇ならコンビニで水買ってきて」

「あー。はいはい」

頼まれたのはおつかい

ついでに気分転換でさんぽでもしよー

そう考えながらサンダルを履き外に出る

はるき。ごめんね。

私は自分ではるきから逃げたの