やっと着いた中庭は
予想通り、いるのは

あたしと

男の子だけ。

「あの!!」

『は、はいぃ!!』

顔を真っ赤にして
いきなり叫ぶものだから
なにかしてしまったのか
ビビったけど

「C組の鍵谷 颯太って言います。
俺、深神さんの事
ずっと好きでした!!
付き合ってください!!」

わぁ、名前まで爽やかだなぁ

.........


『えぇ!?』

予想外でした。