ーーーーー
「柊花、これ何色にする?」
「ポップな感じにするから赤かな〜」
私たちはポップなイメージのカフェをやることになった。
柊花はすごく美術のセンスがある。
飾りを作るのとか色遣いとかがとても上手なんだよね〜!
「柊花ちゃん、ここ上手く切れないんだけど…」
「あ〜ここはハサミよりカッターの方がいいよ!」
「葉月さん〜これはどこに貼ったらいい?」
「それは後から貼るから置いておいて大丈夫だよ〜」
柊花は大忙し。
そんな中、私は教室の端で柊花に頼まれた色塗りをしていた。
画用紙に棒付き飴の絵。
線を消さないように丁寧にハサミで切っていく。
「…如月」
「…うわっ!!」
「この前と同じような反応だな」
だって耳元で言われたから……
しかも近いし…!!
「先生もう用終わったんですか?」
「ん。だから来てみたら1人で寂しそうにしてる如月が目に入った」
「寂しくなんかありません…」
「ふーん。まだみんなは俺に気付いてないみたいだし職員室戻ろっかな」
え?!行っちゃうの?!
私に背を向ける先生にそう問いかける。
気づけば先生のシャツの袖を掴んでいた。

