運命の相手は先生?!





あ…そろそろ部活戻らなきゃ。


音楽室に向かうともう演奏の音が聴こえていた。


…随分遅れちゃったかも。



「すみません…遅れました」

「霜月さん、やっと来た。体調でも悪いの?」



部長さんにそう聞かれて、すぐに大丈夫です!と答えた。


無理はしないでね、と言われてなんか罪悪感。



指定の位置について楽器を持つ。


私はクラリネット。



「ちょっと…美優!トイレ遅かったじゃん」

「あー…うん。ちょっと紘ちゃんに話すことあったからついでに行ってきたんだ」

「そっかー!今回の曲意外と難しいね…」

「う、うん。そうだね」



っていってもこの曲は吹奏楽部に入って二つ目に覚える曲なんだけどね。



そんなことよりも文月先生のことでいっぱいだった。