FOREVER FRIEND

「あなたは頭がいいかもしれないけど、人の見る目はないんだね‥‥‥」
「それと三井、何が関係ある?話し変えるなよ!」
「あなたは成績トップ、見た目も大人しい、誰が見ても優等生‥。もし、三井が本当の事を言ったらどうなると思う?」
「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥」
水沢は黙って聞いていた。

「『水沢はそんな事しない』『三井、最低』って言う奴がほとんどだとは思う。
特に他の教師はね‥‥。
だけど、ほかの教師は騙せても三井の事を信頼している生徒は騙せない。三井を信頼、尊敬する生徒はあなたが思ってる以上に多いから」
「それが何?」
「その子たちがあなたに敵意を向ける可能性が高くなる。だから、何も否定もしないし、沈黙を守ってるんだよ。
自分が黙っていれば真相は分からないままで終わるからね」

「ふはははははー、あんたバッカじゃない!!何、綺麗事言ってんの?
ハメられたアイツがバカなんだよー」
「バカはおめぇーだよ!!」
「あぁぁ!?」
「三井はあなたに呼ばれて嘘だと気がついていたはず、それでも、99%嘘だと気がついてても、1%本当かもしれない。
それだけで、アイツは行くんだよ!
もしかして、あなたは三井みたいなタイプが1番嫌いなんじゃないの?っていうか、教師が嫌いとか?
『教師は信用できない』
『自分より頭が悪いくせに偉そうにしている』
『教師なんてクズの集まり』だけど、三井だけは頭が良いあなたでも何を考えているのか読めなかった」

「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥」
「担任でもないのに、自分に構ってくる三井の存在が怖かったんじゃないの?」
「‥‥‥‥うるさい、黙れ」
「それとも、三井に本当は“弱い自分”がバレそうで怖かったとか?
もしかして本当は三井の事を信じてみたかったんじゃない?」
「黙れ!!黙れ!!」
「三井に頼ってみたかったんじゃないの?だから、わざわざ嘘ついて三井が来るのか試し‥‥」

『バンッ!!』
水沢は急に立ち上がりミカの頬をビンタした。

「黙れって言ってんだろが!!
勝手な事ばっかり言ってんじゃねぇーよ!!
アイツが悪いんだろ!担任でもないくせに‥‥私に構うからいけねぇーんだよ!!
うぜぇんだよ!!気持ち悪いんだよ!教師のクセに」

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥。

「フッ、今時、熱血教師なんてはやんねぇーんだよ!あんなヤツいなくなればいんだよ!」
「!!」
ミカが水沢の胸ぐらを掴み、殴りかかろうとした。

しかし、それに気がついたユリアがミカに抱きついた。