FOREVER FRIEND

「よし!じゃあ、ちょっと手貸せ」
「‥‥‥何で?」
「いいから早く!」
「分かった‥‥‥はい」
「はい、目とじて」
「えっ、何?」
「早くー」

ミカはゆっくり目を閉じた。

「!?」
「コレ、元気と勇気が出るお守り」
そう言ってミカの手首にいつもリオトが付けていた大きな数珠を付けてくれた。

「えっ?コレ貰っていいの?」
「う~ん、3万でどう?」
「金とるのかよ、しかも高すぎ」
「まぁ、効果抜群だからな」
「本当かなぁ~」
ミカは口ではそんな事を言っていたが、本当は凄く嬉しかった。

リオトに貰った数珠‥‥。
『自分は1人じゃない』
『リオトが見守ってくれている』そう思えるようになった。