「でっ、何処に連れて行ってくれるの？」
ミカがユリアに聞いた。

「あぁ～、それがまだ決めてないです。大友さんは何処か行きたい所とかありますか？」

「私は特にないけど‥‥」
「大友さんは休みの日は何してるんですか？」
「ほとんど家で居る事が多いかな。たまにルイの買い物に付き合わされるぐらい」
「じゃあ、趣味とかないんですか？」
「趣味？う～ん‥‥」

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥。

「！？」
ミカが何かを思い出した。

「何か思い出しました？」
「まぁ、趣味ほどじゃないけど、たまにゲーセンには行くよ」
「ゲーセンですか？じゃあ、ゲーセンに行きましょう」
「マジで？そんな所でいいの？」
「はい、大友さんがゲーセンで何をしているのか知りたいし」
「まぁ、あなたがいいなら私は別にいいんだけど‥‥」
「はい、じゃあ早速ゲーセンに行きましょう」

ミカとユリアはパピヨンから歩いて１５分ぐらいにあるゲームセンターに向かう事にした。