FOREVER FRIEND

しかし、男の子は母親を探すのに必死だった為、今にも車が走る道路に飛び出そうとしていた。

男の子は止まっていた大きなトラックの後ろから駐車場に向かおうとしていた為、トラックが死角になり前から車が通る事に気がついていなかった。

「ママ～、ごめんなさい、何処にいるの？」
そのまま車が通っている事に気づかず、トラックの後ろから今にも道路に飛び出そうとしていた。

もちろん、前から走って来る車からはトラックが邪魔で、男の子が見えているはずがなかった。

それに気づいたミカは急いで車椅子から立ち上がり、男の子の所まで走った。

そして、手を引っ張って自分の方に抱きよせた。
だがその時、ミカは男の子を抱き抱えたまま、地面に強く叩きつけられるようして倒れた‥‥。

「うあああん！！」
男の子はビックリして大声で泣きだした。
異変に気づいた人たちが集まってきた。
一気に人だかりになった。