FOREVER FRIEND

ーかけがえのない存在ー

最近、あなたの様子がおかしい。
私の前では普通に接してるけど、私には痛いほど分かってしまうんだ。
それに大体の予想はついていた‥‥。
つうか、いずれはこうなる事は分かっていたんだ。
私があなたを助けるんだ‥‥。


「お疲れ様でーす」
ユリアがこの日、学校に来ていなかったミカに会いにパピヨンにやってきた。

「あれ?何で体操服なの?」
ユリアに気づいたミカが聞いた。

「あっ!?これ?制服に着替えるのが面倒臭いから、体育が終わってそのまま帰ってきちゃった」
「ふーんそうなんだ‥‥」
ミカにはユリアが嘘をついた事が直ぐに分かった。
何故なら‥‥。
今日は体育の授業がない日だと知っていたからだ。


ミカはその日の夜に三井に電話をかけた。
『はい、もしもし~』
「ねぇ、お願いがあるんだけど‥‥」
『無理だ!金はない』
「フッ、違うし!」
『どうせ、佐田の事だろ?そろそろお前から言ってくる頃だと思ったよ』
「だったら話しが早いや」
『でっ、どうするつもりだ?』
「もちろん、殴り込みに行くよ」
『お前が言うと冗談になってねぇーから』
「一先ず呼び出して欲しい‥‥」
『それはいいけど、ワシもついててやろうか?』
「いらない、三井がいたらボコボコにできないでしょ?」
『フッ、だからお前、冗談になってないから』
三井が笑いながら言った。