ーミカとユリアが『プレゼント交換』を約束した日まで遡るー
ルイがトイレから帰ってきた。
「ルイさん」
「うん?」
「あの~、ミカが喜びそうな物って何ですか?」
ユリアはルイに相談してみた。
「もしかして、クリスマスプレゼント?」
「はい」
「あの子はユリアちゃんから貰えるなら何でもいいんじゃない?」
「それじゃあ、ダメなんです!」
「物とかじゃなく、もっと違う何かあげて喜ばせてあげたいんですけど‥‥何かいい提案ないですか?」
「あぁ、それは難しい質問だねぇ~」
「例えば、ミカが今まで味わった事ない喜びとかないんですか?」
「あの子が味わった事ない喜びねぇ‥‥」
「はい‥‥」
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥。
しばらく2人は無言で考えた。
「あっ!?」
急にルイが何かを思いついた。
「やばい‥‥良い事思いついたかも」
「なっ、何ですか?」
「ふっふっふっふっふー」
「勿体つけないで、早く教えて下さい!!」
「それは‥‥」
「‥‥‥‥‥‥‥?」
「恋」
「えっ、恋ですか?」
「そう『恋』!!
私には実現できなかったけど、ユリアちゃんならできるかもしれない」
「どういう事ですか?」
「だ・か・らー」
「ユリアちゃんが『恋のキューピット』になるの」
「恋のキューピットですか?」
「そう!恋のキューピット」
「それってまさか!ミカとリオトさんですか?」
「正解!!」
「あの2人ってやっぱ両思いなんですか?」
「う~ん、確実にね!でも、お互いそれには一切振れない」
「どうしてですか?」
「どうしてだろうねぇ~でも、リオトなんてあんな顔と性格だから言いよって来る女の子なんてしょっちゅうなのに彼女を1度も作った事ないの」
「えっ?1度もですか?」
「うん、1度も!!私がね1回、何で彼女を作らないか聞いたら『好きな奴がいるから、そいつ以外考えられない』って言ってた」
「それってミカの事ですか?」
「うん、そう!ミカも同じ、モテるのに絶対男を作らない」
「なるほど~、でも何でお互いの気持ちを伝えないんですか?」
「それは、私のせいかな」
「えっ!まさかの3角関係とかですか?」
「ううん、それはないんだけど、そういう事になっちゃってる」
「どういう意味ですか?」
「リオトはミカに1度、気持ちを伝えたんだけど、ミカがそれを断ったの」
「どうして?」
「ミカはね、自分が病気だからリオトに迷惑かけたくないから嘘をついたみたい‥‥その断った理由が私の事が好きだから無理って言ったらしいの。
それをリオトは多分、今だに信じてる」
「でも、ルイさんはリオトさんに何で本当の事を言ってあげなかったんですか?」
「何回も、言おうと思ったよ。でも、ミカに何回も口止めされてたから言えなかった」
申し訳なさそうにルイが言った。
「ルイさん、ちゃんと確認したいんですけど」
「ん?」
「リオトさんは今も勘違いしたままだけど、ミカの事好きな気持ちは変わらないですか?
ミカも本当にリオトさんの事が好きなのは間違いないんですよね?」
「うん、それは間違いないと思う」
「よし!!私、本気出してもいいですか?」
「もちろん!本気でお願いします!!私にもできる事は何でも協力するから言って」
「分かりました。じゃあ『ミカ、リオトさんの恋のキューピット作戦!!』を考えてきます」
「うぁ~、なんかワクワクしてきて、楽しみだなぁ~」
ルイが嬉しそうに言った。
ユリアは心からミカとリオトには幸せになって欲しいと思った。
それからの毎日、2人をどうしたらくっつけられるのかを考えた。
もちろんルイ、2人の事をよく知っている協力な助っ人の三井にも相談をしながら‥‥。
ルイがトイレから帰ってきた。
「ルイさん」
「うん?」
「あの~、ミカが喜びそうな物って何ですか?」
ユリアはルイに相談してみた。
「もしかして、クリスマスプレゼント?」
「はい」
「あの子はユリアちゃんから貰えるなら何でもいいんじゃない?」
「それじゃあ、ダメなんです!」
「物とかじゃなく、もっと違う何かあげて喜ばせてあげたいんですけど‥‥何かいい提案ないですか?」
「あぁ、それは難しい質問だねぇ~」
「例えば、ミカが今まで味わった事ない喜びとかないんですか?」
「あの子が味わった事ない喜びねぇ‥‥」
「はい‥‥」
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥。
しばらく2人は無言で考えた。
「あっ!?」
急にルイが何かを思いついた。
「やばい‥‥良い事思いついたかも」
「なっ、何ですか?」
「ふっふっふっふっふー」
「勿体つけないで、早く教えて下さい!!」
「それは‥‥」
「‥‥‥‥‥‥‥?」
「恋」
「えっ、恋ですか?」
「そう『恋』!!
私には実現できなかったけど、ユリアちゃんならできるかもしれない」
「どういう事ですか?」
「だ・か・らー」
「ユリアちゃんが『恋のキューピット』になるの」
「恋のキューピットですか?」
「そう!恋のキューピット」
「それってまさか!ミカとリオトさんですか?」
「正解!!」
「あの2人ってやっぱ両思いなんですか?」
「う~ん、確実にね!でも、お互いそれには一切振れない」
「どうしてですか?」
「どうしてだろうねぇ~でも、リオトなんてあんな顔と性格だから言いよって来る女の子なんてしょっちゅうなのに彼女を1度も作った事ないの」
「えっ?1度もですか?」
「うん、1度も!!私がね1回、何で彼女を作らないか聞いたら『好きな奴がいるから、そいつ以外考えられない』って言ってた」
「それってミカの事ですか?」
「うん、そう!ミカも同じ、モテるのに絶対男を作らない」
「なるほど~、でも何でお互いの気持ちを伝えないんですか?」
「それは、私のせいかな」
「えっ!まさかの3角関係とかですか?」
「ううん、それはないんだけど、そういう事になっちゃってる」
「どういう意味ですか?」
「リオトはミカに1度、気持ちを伝えたんだけど、ミカがそれを断ったの」
「どうして?」
「ミカはね、自分が病気だからリオトに迷惑かけたくないから嘘をついたみたい‥‥その断った理由が私の事が好きだから無理って言ったらしいの。
それをリオトは多分、今だに信じてる」
「でも、ルイさんはリオトさんに何で本当の事を言ってあげなかったんですか?」
「何回も、言おうと思ったよ。でも、ミカに何回も口止めされてたから言えなかった」
申し訳なさそうにルイが言った。
「ルイさん、ちゃんと確認したいんですけど」
「ん?」
「リオトさんは今も勘違いしたままだけど、ミカの事好きな気持ちは変わらないですか?
ミカも本当にリオトさんの事が好きなのは間違いないんですよね?」
「うん、それは間違いないと思う」
「よし!!私、本気出してもいいですか?」
「もちろん!本気でお願いします!!私にもできる事は何でも協力するから言って」
「分かりました。じゃあ『ミカ、リオトさんの恋のキューピット作戦!!』を考えてきます」
「うぁ~、なんかワクワクしてきて、楽しみだなぁ~」
ルイが嬉しそうに言った。
ユリアは心からミカとリオトには幸せになって欲しいと思った。
それからの毎日、2人をどうしたらくっつけられるのかを考えた。
もちろんルイ、2人の事をよく知っている協力な助っ人の三井にも相談をしながら‥‥。

