FOREVER FRIEND

そして、少ししてリオトが到着した。

「じゃあミカ、私は先にパピヨンに行って待ってるからね」
ユリアはミカとリオトを2人きりにした。

「おいミカ、電話で言ってた事、本当なのか?」

ミカが頷いた。

「いい加減にしろよ!お前!!
勝手にワイの幸せ決めつけんなよ!!」
「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥」
「1回しか言わねぇーからちゃんと聞けよ!
ワイは‥‥‥‥‥お前じゃないと幸せになれねぇーんだよ。お前以外の女なんて考えられねぇんだよ!誰かじゃなく、お前がワイを幸せにしてくれよ」

「‥‥うぅ」
ミカはリオトの言葉が嬉しくて涙が込み上げてきた。

「ワイは昔から今もこれからもミカを愛してる」
「うぅ‥‥」
ミカは涙が止まらなかった。

「だから、黙ってついてこいよ!!」
「うぅ‥‥うぅぅ」
「なぁ、泣いてたら分かんねぇーだろ?ちゃんと返事を聞かせてほしんだけど...」

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥。
ミカは泣いていた。

「ミカの返事は?」

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥。

「私は‥‥昔から今も‥‥これからも‥‥リオトを好きな気持ちは誰にも負けない‥‥。リオト、大好きだよ」

「チッ、おっせぇーよ!!バカ!!」
リオトは車椅子に座っていたミカの手を掴み、車椅子から自分の方に抱き寄せて、力一杯抱きしめた。

「ごめん、もう限界。我慢できねぇ」

そう言ってリオトはミカの唇に優しくキスをした。

ミカは強くリオトを抱きしめた。
リオトの体は昔と変わらず大きく、温かかった。