腕は押さえつけられ、足をばたつかせるが意味もない。 苦しくなって、息を吸い込もうと口を開けた時 待っていましたと言わんばかりになにか生温かいものが口の中に入ってきた。 『………んんんんっ。』 辞めてって言いたいのに、言えない。 「力抜け。逃げんな。」 合間にヤツはそんなことを囁く。 そんなの、あんまりだ!!!! 気がつけば抵抗していたはずの手は抵抗をやめ 龍牙の手はあたしの体を這っていた。