animal☆world




「…………………体、貸せ。」


『っはぁ!?』



布団にくるまるようにしていたあたしから布団を引き剥がし、いきなりそんなことを言う。



『意味わかんなっっっ』


びっくりして振り返って文句を言おうとした時



ふわりと柔らかいものがあたしの唇を奪っていた。



あの目覚めた時、口移しで水を飲まされた時とは違う。



ちゅっ

と音を立てて何度も何度も唇を押し当ててくる。

顔だけ振り返っている状態で、苦しい。


そんなあたしに気がついたのか、ぐいっと手を引かれ、


ーーーーー!?!?!?


あたしは仰向け

龍牙はそんなあたしにまたがっていた。