我ながら冷めた人間になったものだとおもったが、これでいいと思っていたし とても幸せだった。 毎日毎日楽しかった。 が、タマと出会って6年の月日が流れた高校三年生の初夏。 タマは七歳になり、昔から俺様だったのにさらに偉そうになり あたしも化粧なんか覚えてそれなりな高校生活をおくっていた。 そんな初夏。 「美聡、おばあちゃんが亡くなったわ。」 ………最愛のおばあちゃんが亡くなった。 突然の死だった。