「お前…………」 龍牙が何かを言おうとした、その時。 キラリと何かが光った。 あっ と思った時はもうすべてが終わっていた。 どうもあたしは、思い立ったらすぐ行動してしまうらしい。 ゴホッという嫌な音共に口から大量の血が出る。 「美聡!!!!!!!!」 意識が落ちるとき、名前を呼んだのは藍なのか、龍牙なのか。 身代わりになるんじゃなくて、叩き落とすべきだったなぁ。 なんて腹部に刺さっている弓を見て妙に冷静な自分がいた。