…………タマがそういうのだからそうなのだろう。 パクリと口に入れれば、うん、いける。 『美味しいよ、これ。』 〈だろうな。〉 パクパクと口に運びはじめると、自分がお腹がすいていたのだという事がわかった。 あっという間に完食し飲み物(これはウーロン茶だった。)を飲んでいると 〈美聡。少しいいかしら?〉 『……………ユラ?』 銀色の毛を輝かせながらユラが部屋に入ってきた。