「あ、ゆうちゃん来た。席戻るわ。」

「はいよー。」

そういってアスカは自分の席に戻った。

ゆうちゃんって言うのはあたしのクラスの担任。本名は結城なんとかだった。先生のしたの名前なんて覚えてられない。

ゆうちゃんは、堅苦しいの嫌いだから、適当に話をしたら朝のホームルームは終わる。


授業が始まって、黒板を眺めながらもほとんどの時間は、外に目を向けている。