円はいつだって、喘ぎ声ひとつ上げなかった。
いつも苦しそうな顔で、歯を食いしばって、俺を見ないように目を閉じて。それなのに。
「見ないで……」
消え入りそうな円の声。
瞬間、俺の中で何かが弾けた。
気づけばもう、歯止めがきかなくなっていた。
嫌がる円を黙らせて、より深く彼女を求めた。
途中、これは復讐ではない……と気づいた。
円を傷つけたいからじゃない、俺が彼女を欲するから求めるのだと。
こんなことは初めてだった。
だけど、それは絶対に手に入らないもの。
快楽は生理現象。円が俺の身体を拒まなくなっても、俺を愛してくれている訳じゃない。
絶対、絶対、好きになんかなってくれない。
どうしようもない、今更。

