甘酸っぱい恋の味



んだけど・・・



「お前ジャマ』



『へっ?』



目の前に私を見下ろすように立っている背が高くていかにもモテますっていう感じの容姿端麗の男の子がいた



いきなりのことに驚いて思わず素っ頓狂な声が出てしまう。



私が固まっていると、その男の子は半ば呆れたような顔をしてため息をついて



『だからジャマって言ってんだよ、さっさとどけ』



はあ!?何なのこの人!



『じゃ、邪魔!?あっちから回っていけばいいじゃない!』



別にジャマになるような場所に立っているわけじゃないし。



『あ?何言ってんだお前』



そのきれいに整った顔を歪ませて私を問い詰める。



あ、あれ?私結構やばいことになっているのでは・・・?