ーピッ

校内にある自動販売機はガランと音を立てながら落ちた缶のミルクティ手に取る

「…あったかー」
手に伝わる温もりは優策を思い出させる


ーそういや、優策に花火大会でもらってからよく飲むようになったなぁ…ミルクティー

ミルクティーのプルタブを開けようとした時


ふっと、顔を上げてみると
男の子がしたをうつむいて歩いてきた

泣きながらー••