それから、優筴が後ろのドアから出て行くのをみつた

「優筴ー!!」

思いっきり大きな声で名前を呼んだが、昼休みで賑わった廊下では伝わらなかった。

私は人混みをかき分け優筴を追いかけた

階段の踊り場まで来ると人は減り優筴の後ろ姿が見えた

「ゆ、う…さく…!」

私の呼ぶ声は優筴には届かず、どんどん下へおりて行った

一階にもうすぐたどり着くってとこで優筴の声がした。

「優…さ…く…」

「…ゆうくんったら!」

…一人じゃない、優筴は女の子と楽しそうに話していた。

告白だろうか

ー・・ズキッ