目が覚める。

カーテンの隙間からは、細長く朝日が延びている。


いつもと同じように、長い髪を結わえ、布団を畳む。

カーテンを開けると、家の前を向かいのおばさんが掃除してくれているのが見えた。


窓を開け、少し肌寒い空気を感じる。


「おばさん!おはようございます!」


いつものように声をかけると、おばさんもこっちを振り向き、

「ちーちゃん、今日も早いわね!」

手を振りながら返してくれる。

「今日もありがとう!今度また何か持っていきます!」

「やった♪ちーちゃんの手料理♪」


おばさんにはいつもお世話になっているので、たまに料理を持っていったりする。

おばさんはいつも喜んでくれるから、なんだか嬉しい。


今日にでも持っていこうかな。