全て伝えた。言い切った。


「それでは!ありがとうございました」


言い切ったのに視界が歪む。
やばい、泣きそう。



「ちょっと待てよ。」

そういって手を掴まれる。


「な、なんですか……」

振り向かない。いや、振り向けない。

泣いてるのバレたら、余計うざくなる。


「あのさ……………」

私は罵倒されるのかと思って、ぎゅっと
目をつぶった。

「人の心、散々かき乱しといてさよなら?ふざけてんの、あんた。」

「うっ………すいませっ………」

やばい、ガチ泣きしそう。


「まったく。好きにさせた責任、とれよ?」

「ーーー!せ、先輩…それって……!」


「ばーか。ついてこいよ。」


「一生ついていきますうううううう」





私はやはり、先輩に相当惚れてるみたいだ。