――チャポン
「水…?」

目の前には大きな水たまりが確認できる
とりあえず周りを歩いてみましょう

「霧がでてきましたね。」
「そうだね」
「そんなにも腕を出して寒くないんですか?」
「大丈夫だよ」


……

私の首に刃物を当てているこの人間
よくわかりませんが手馴れているんですね

「あなたは誰ですか?」
「不審者に言うと思う?」

あ…少し皮膚が切れました
赤くて…とても魅力的な……


そこで私の意識は途切れました



次の“私”へ
白髪で瞳が紫色の人間には
気をつけてください




No.01 生前レポート