試合開始から約一分後。 私の息はすでに上がっていた。 ーーーーハァハァ… しかし、相手の男子は、全く疲れている様子がない。 そして、何より構えに隙がないのだ。 だから、容易には打ちにいけない。 そのこともあって、逃げてばっかりいたのだった。