「もしかして…お仕事の途中だったんですか??」
「ん?あぁ、でも大丈夫だ。仕事よりも、こっちが最優先だからな」
「でも…」
「美優は気にするな」
そう言うと、洋輔はまた美優の頭を撫でた。
「早いうちに解決させるから、待ってろ」
「ありがとうございます」
「明日は木曜日か…。学校が終わる頃、迎えに行く」
「で、でも…」
「心配なんだ。だから、美優は俺に甘えていれば良い」
「……」
「な?」
「ご迷惑じゃないですか?」
「迷惑なら、こんなこと自ら提案しないさ」
「…ありがとうございます」
美優は安心した表情を洋輔に見せた。

