美優は何時も通り、仕事帰りに学校へ通い、自宅へ戻ろうとしていた。
すると…。
コツコツコツ
後ろから誰かにつけられている。
そんな感覚に陥った美優は、恐る恐る振り返って見た。
しかし、振り返っても誰も居なく、思い過ごしかと思い、また歩き始めた。
コツコツコツ
ところが、歩き始めて暫くして、また後ろから足音が聞こえて来たのだ。
美優は気の所為だと思ったが、その場に立ち止まった。
するとどうだろう。
後ろから聞こえて来ていた足音も鳴り止んだのである。
美優は怖くなり、急いでタクシーを捕まえ、そのまま家に帰った。

