それから二人は店を出て、ドライブをしながら、美優の家に向かった。
「今日は本当にありがとうございました」
「喜んでもらえて良かったよ。……また食事に誘っても良いかな?」
「はい。楽しみにしています」
「クスッ…俺も美優と出掛けられるのを楽しみにしてるよ」
そう言うと洋輔は、美優に別れを告げて帰って行った。
家に帰った美優は、洋輔から受け取った資料を元に、自分でも調べ始めた。
そして、途中入学が可能であり、仕事との掛け持ちでも学ぶことができそうな一つの学校に美優は決めたのであった。
メールで洋輔にお礼の言葉を伝えると共に、通うと決めた学校の報告をして、その日は眠りに着いた。

