それから二人は食事を終え、デザートが運ばれて来た。
「食事は楽しんでもらえたかな?」
「はい。デザートも美味しいし、素敵なお店ですね」
「喜んでもらえて良かったよ」
「洋輔さん、今日はありがとうございました」
「食事はついでだったんだが……まぁ、こんなに喜んでもらえて嬉しいよ」
「あ……そう言えば、お話があったんでしたよね?」
「あぁ」
そう言うと、洋輔は胸ポケットから何やら紙を取り出し、美優にそれを渡した。
「これは?」
紙を受け取った美優は、不思議そうに洋輔のことを見つめた。
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