「さぁ、着いたぞ」 洋輔の言葉を聞き、美優は車を降りた。 「ここは?」 「うちの会社が手掛けているレストラン。大事な話をする前に、先ずは腹ごしらえだろう?」 そう言うと、洋輔は美優をエスコートして中へと入って行った。 「いらっしゃいませ、社長。お待ちしておりました」 「奥の個室は空いているか?」 「勿論でございます。さぁ、こちらへどうぞ」 店員の案内により、洋輔と美優は奥の個室へと向かった。