「それより洋輔さんですよ。今日は何かあったんですか?」

「あぁ…。実は前に言っていた欲しい女を手に入れた」

「!!本当ですか?前に言っていたパーティーで一目惚れしたって子ですよね?」

「あぁ」

「おめでとうございます!」

「それと、プロポーズした」

「展開早すぎませんか?」

「逃したくなかったからな」

「それ程良い女の子なんですね」







洋輔の言葉に、弘大はニッコリと微笑んだ。








「写真とかはないんですか?」

「ない」

「えぇーっ!」

「お前がそう言うと思って、彼女を呼んでおいた。さっき仕事が終わったって連絡があったから、そろそろ着く頃だと思う」

「あっ、もしかして彼女が来るから今日はノンアルコールなんですか?」

「ん?あぁ。帰り送っていけないしな」

「ってことは、今日は車なんっすね」